CASE STUDIES事例

Synra

Synra|Visual SLAMと組込み開発に挑戦

インターンプロフィール

①Deepak Kumar氏

Indian Institute of Information Technology, Design and Manufacturing, Jabalpur
Computer Science and Engineering

②Madhav Saraswat氏

Indian Institute of Information Technology, Design and Manufacturing, Jabalpur
Mechanical Engineering

③Mohit Maurya氏

Indian Institute of Technology Gandhinagar
Electrical Engineering

④Swarnim Jain氏

Birla Institute of Technology and Science, Pilani
Mechanical engineering

実施方法・期間

対面・1か月

受入企業概要

SYNRAは、画像処理や組込み技術を活用した研究開発を行う技術系企業です。

カメラデータや各種センサを活用した技術開発に取り組んでおり、コンピュータビジョンと計測・解析技術を組み合わせたシステム開発を進めています。

また、実験・検証を重視した開発体制を特徴としており、データ取得からシステム評価までを含めた技術開発を行っています。

どのような活動を実施したか?

1. Visual SLAM環境の実装

Realsense D435iカメラを用いて、ORBSLAMによるVisual SLAMの実装および動作検証を行った。

2. IMU・センサフュージョン開発

IMUデータとカメラ情報をEKFで統合し、移動時でも安定した点群生成を目指した開発に取り組んだ。

3. マップマッチングと位置推定

Faroマップを基準データとして用い、取得したデータとのマップマッチングおよび位置推定を実施した。

4. Jetson環境でのシステム開発・デバッグ

Jetpack環境におけるドライバ問題やIMU動作不具合への対応を行い、バックエンド変更やカーネル設定などを検証した。

5. カメラベース振動解析の研究

コンピュータビジョンと振動解析を組み合わせ、物体内部状態推定に向けた研究・実験・データ取得に取り組んだ

インターンシップに参加したどのような成果と学びがあったか

  • Visual SLAM、Jetson開発、センサフュージョンなどに関する実践的な研究開発経験を通して、組込みシステムとコンピュータビジョン技術への理解を深めることができた。
  • カメラ、IMU、GPU環境など複数技術を組み合わせた開発に取り組む中で、単一分野だけではなく横断的な視点で問題を考える重要性を学ぶことができた。
  • Jetpack環境におけるドライバ非対応やIMU動作問題などに対応する中で、バックエンド変更やカーネルレイヤーのデバッグ経験を積むことができた。
  • 文献調査、実験環境構築、データ取得まで一連の研究プロセスに関わることで、研究開発業務の進め方を実践的に学ぶことができた。
  • 技術的な課題を自ら調査しながら進める場面が多く、自主的な学習姿勢や問題解決能力の重要性を実感する機会となった。

本プログラムを考えている学生へのメッセージ

  • 面接では、自分のこれまでの研究やプロジェクト内容についてしっかり説明できるよう準備しておくことが大切だと思います。実際に取り組んだ内容を理解していることが重要だと感じました。
  • 組込みGPUやコンピュータビジョン分野に興味がある場合は、CUDAやGPUプログラミングについて基礎的に学習しておくと役立つと思います。
  • インターンでは、開発環境やデバイスが想定通りに動作しない場面に直面することもあるため、試行錯誤しながら原因を分析していく姿勢が重要だと感じました。
  • 技術的な知識だけでなく、研究を計画的に進める力や、自分で調査しながら作業を進める能力も求められる環境だと思います。
  • 進捗確認や議論の機会を積極的に活用しながら、自分の考えや課題を共有することで、より多くの学びにつながると思います。

インターンを実施した感想(受入企業より)

  • Realsense+IMUを用いたVisual SLAMの動作検証を1か月で形にし、社内の要素技術検証を前進させてくれた。
  • Jetpackのドライバ非対応やIMUの不具合に対し、カーネル検証まで自ら踏み込んで原因を切り分け、低レイヤのデバッグ知見を社内に残してくれた。
  • CUDA/GPU環境の実務知見を持ち込み、組込みGPU活用の検討を具体化する後押しとなった。
  • 海外インターン受入れを通じ、英語での開発コミュニケーションと受入体制づくりの良い実践機会となった。