Kanaria Tech
Kanaria Tech|ロボット制御とSLAM開発体験
インターンプロフィール
①Sagar Bag氏
Indian Institute of Technology Madras
Civil engineering
②Ranjani A氏
Madras Institute of Technology, Anna University
Robotics and Automation
③Sai Anup D V氏
Madras Institute of Technology, Anna University
Robotics and Automation
実施方法・期間
対面・3週間~23日間
受入企業概要
Kanaria Techは、ロボティクスや自律移動技術に関する研究開発を行う企業です。
シミュレーション技術やセンサ活用を通じて、ロボットの制御・認識・移動に関する技術開発を進めており、実環境を想定したシステム検証にも取り組んでいます。
また、ソフトウェアとハードウェアの両方を活用した開発を特徴としており、研究から実装・改善までを含めた実践的なロボティクス開発を行っています。
どのような活動を実施したか?
1. ロボットシミュレーション環境の構築
ROS2、Gazebo、Isaac Simなどを用いて、ナビゲーションやテレオペレーションを含むシミュレーション環境を構築した。
2. センサ統合およびロボット制御開発
LiDARやRGBカメラ、ZED2iなどのセンサをROS2へ統合し、モータ制御やロボット操作機能の開発を行った。
3. SLAM・ナビゲーション機能の検証
SLAM、Social Navigation、ベンチマーク評価などに取り組み、自律移動システムの性能検証を行った。
4. システム統合とデバッグ作業
Docker環境構築、DDS通信確認、Jetson環境設定などを行い、システム全体のデバッグや動作改善を進めた。
5. ロボティクス関連の調査・研究
X-MobilityやSocial Force Modelなどに関する文献調査を行い、研究内容の理解と実装検討を進めた。
インターンシップに参加したどのような成果と学びがあったか
- ROS2を用いた実際のロボティクス開発環境を経験することで、シミュレーションから実機連携までを含めた開発フローへの理解を深めることができた。
- ドライバ不具合、通信エラー、SLAMの不安定性などの課題に対応する中で、ログ解析や段階的な検証を通した実践的なデバッグ力と問題解決力を高めることができた。
- GazeboやIsaac Simだけでなく、Jetson Orinや各種センサを活用した開発を経験し、Simulation-to-Realを意識したロボティクス開発への理解を深めることができた。
- 公式ドキュメントやGitHubを活用しながら自主的に調査・検証を進める機会が多く、独立して学習しながら技術を習得する姿勢の重要性を実感した。
- 研究志向かつ国際的な開発環境の中で、チームメンバーとの議論や共同作業を通じて、技術力だけでなくコミュニケーション力や適応力も向上させることができた。
本プログラムを考えている学生へのメッセージ
- ROSやLinuxの基礎知識を事前に学んでおくことをおすすめします。ROSノード、トピック通信、基本的なLinux操作に慣れていると、インターン中の理解が進みやすいと思います。
- 理論知識だけでなく、実際に手を動かした経験が重要だと感じました。センサを扱った経験や、自分で簡単なROSプロジェクトを作った経験があると役立つと思います。
- 分からないことを自分で調査しながら進める姿勢が大切です。公式ドキュメントやGitHubを活用し、自主的に学び続ける力が求められる環境だと思います。
- ロボティクス開発では、ソフトウェアだけでなくハードウェアの問題に向き合う場面も多いため、デバッグや原因分析に粘り強く取り組む姿勢が重要だと思います。
- 主体的に行動し、進捗や課題を積極的に共有することが大切です。国際的な環境で多様なメンバーと協力する機会があるため、コミュニケーションを取りながら学ぶ姿勢が成長につながると感じました。
インターンを実施した感想(受入企業より)
このインターンを通して、私たちが行なっている業務があらためて、工学を専攻している学生たちにとってもものすごい興味深い分野なのだということを実感しました。
学生たちのレベルも高く、東京チームはインターンの学生2人で協力しながら業務を遂行し、関西チームの1人は弊社メンバーとも積極的に話し合いを行い問題解決に向けて前向きに取り組んでいるように見えました。
また、学生たちのみならず、弊社メンバーの教育スキル及び、チームワークをより一層深く確認することができました。エンジニアとしての技術も大事ですが、チームワークが最も大事だと私は考えていますので、このインターンは私たちにとってチーム編成を再度考えるいいチャンスになりました。
